刻々と表情を変える月が伝えてくれること。
星詠みで「月」が担うのは、無意識の領域。
生まれた時の月の表情(月相 ‐ ゲッソウ)も、私たちの内面に大きな影響を与えています。
「月」は、28日の周期で軌道しており、各月相のストーリーがあります。
それぞれの特徴を見るだけでも、自分自身を深く知るきっかけになったり、
今現在、宇宙がどんなフローであるのかを知るためにも、とても役立つものです。
自分が生まれた日に、「月」がどんな状態だったかを知ることで、
潜在的に自分が持つ性格、特性がよく表されていることがわかります。
マヤ歴や、インド占星術を起源とする日本の宿曜占術もこれにあたります。
今回は、星詠みで月相を8分割して簡易的にみる方法についてお話しします。
【 目次 】
自分の月相の調べ方
生まれた時の月相を調べる
自分が生まれた時の正午の月相(月齢)については、
上記のサイトで調べることができます。
自分の生まれた年と月を設定したら、「計算 実行」ボタンをクリック
設定した月のカレンダーが表示されるので、誕生日の「月齢」を確認
月相の分類
月相を大別すると、新月・上弦・満月・下弦 の4つに分類できます。
これを更に、それぞれ2分割したものが以下。
新月
0〜3日:ニュームーン
4〜6日:クレセントムーン
上弦
7〜10日:ファーストクォーター
11〜14日:ギバウスムーン
満月
15〜18日:フルムーン
19〜22日:ディセミネイティングムーン
下弦
23〜25日:サードクォーター
26〜29日:バルサミックムーン
エネルギーのフローをイメージする
私の場合を例にすると。
月齢は「9」なので、上弦のファーストクォーターになります。
ここで、該当する部分だけを読む方がほとんどだと思います。
ですが。
「月」だけに限らず、エネルギーというものはとても流動的です。
その一瞬だけを切り取ってみるのではなく、
前後を含めた流れをイメージすることで、
更に詳細なエネルギーを受け取ることができるのだと考えるようになりました。
月齢を調べるサイトのカレンダーを見て頂くと、
イメージが膨らみやすいと思うのですが‥
上弦の月は、満ちるエネルギー
下弦の月は、手放すエネルギー
上弦と下弦。
どちらの月も、パッと見は同じ、月が半分欠けた状態なのですが、
上弦は、0から100へ向かう満ちてゆくエネルギー。
下弦は、100から0へ向かう手放していくエネルギーなのです。
そして。
新月から満月へ向かうエネルギー、
満月から新月へ向かうエネルギーにも、それぞれ特徴があります。
新月⇨満月
無(ゼロ)の状態から、物質世界で自己の現実化を成していくことがテーマ。
満月⇨新月
物質世界を堪能した後、自我を手放し精神性を高めていくことがテーマ。
生まれ出で、成長し、完成を迎えたら、無(ゼロ)へ還る。
命在るもの、形在るものは、全てこの宇宙の法則で変化し続けています。
青年期、中年期、老齢期の3段階
再び、私を例えにすると‥
- クレセントムーン
- ファーストクォーター
- ギバウスムーン
以上の3つをみていくことになるのですが、
自分の精神的成長の度合いによって、それぞれの割合が変化します。
これは人それぞれなので、一概に「この割合です!」とは言えません。
20代の頃の私は、こんな感じだったのではないかと思います。
- 青年期:クレセントムーン 70%
- 中年期:ファーストクォーター 20%
- 老齢期:ギバウスムーン 10%
あれから、様々な体験をして歳を重ねた今は・・・
- 青年期:クレセントムーン 20%
- 中年期:ファーストクォーター 50%
- 老齢期:ギバウスムーン 30%
こんな感じに割合が変化しているのだと感じています。
私の人生で目指していくのは「ギバウスムーン」の在り方なのでしょう。
皆さんも是非、月のエネルギーをイメージしながら、
メッセージを受け取って頂けたらと思います。
8相の特徴
ニュームーン(新月)
太陽 月 地球 と、直線状に並ぶことで月の輝きが見えず、無(ゼロ)になった状態。
ここから少しずつ、満月に向けて動き出す最初の周期「始まり」です。
生まれたての赤ちゃんのような、純粋無垢で、嘘がなく、透明なエネルギー。
言葉を超越した閃きや感性を持っているでしょう。
それらは、一種のエネルギーとしてその人を彩り、魅力的にしますが、
この生まれは言語を持たない赤ちゃんの段階。
受動したエネルギーを何らかの形で放出する手段を持つと良いでしょう。
失敗を恐れず迷いなく、大胆な行動をとることができる人です。
一方でスタートダッシュは得意だけど、継続していくことは苦手かも。
最初のモチベーションを持続させる方法を自分なりに発見できるといいですね。
クレセントムーン(三日月)
これから月が満ちていく若くて初々しい段階です。
新月が純粋無垢な赤ちゃんだとすると、こちらは幼い少年や少女のような感じ。
好奇心が旺盛で活動的、茶目っ気たっぷりの明るい人柄が思い浮かびます。
明け透けで活発なので、周りの手助けも容易く得られそうです。
とても社交的で、あらゆるタイプの人と分け隔てなく交流することができるでしょう。
一方で、思春期の少年少女のように気まぐれな部分もあり心が揺らぎがちです。
ファーストクォーター(上弦の月)
ファーストクォーター(上弦の月)と、サードクォーター(下弦の月)は、
ちょうど光と闇が半々になる時で、その陰陽状態から相反する側面を持ちます。
ファーストクォーターは、これから光へと進んでいく陰陽的エネルギー。
そのエネルギーで障害を乗り越え、どんどん前進していく強さを感じます。
熱い情熱を胸に、目標に向かって一直線に突き進んでいけるタイプ。
リーダーシップもあり、周りをグイグイと引っ張っていけるエネルギーがある一方、
柔軟性にかける頑固な一面もあります。
ギバウスムーン(十三夜)
あと少しで月が満ちきる時。
完全な円ではない状態なので、あと少しをプラスしようとするエネルギーが働きます。
完璧を目指し、飽くなき探求心を持って何事にも取り組みます。
自分は「欠けた存在」ではなく、「既に多くのものを持っている存在」と、
捉えることができれば、落ち着いた品格と強さを持つことができるでしょう。
外見は、謙虚で穏やかな柔らかい雰囲気を持っているタイプ。
周りからのサポートを受け、何でもそつなくこなしていける器用さがあります。
フルムーン(満月)
華やかで、おおらか、包容力もあり、機知に富み、影響力の強い人が多いです。
自己顕示欲も強く、存在感があり、人々の中心になりやすいでしょう。
しかし、光だけの中で生まれた人ですので、人には見せない裏の顔、闇の部分、
自分が影でしている努力や苦労のあとを見せない傾向があります。
人からどう見られるかが、本人の中でとても重要だと感じたりします。
ディセミネイティングムーン(宵月)
全てを得た人が、次に起こす行動とは‥?
与える、慈愛、貢献、そういったものが浮かびます。
この生まれの人は、本能的に「与える人」です。
協調性があり慈悲深く、他者を気遣い、社会のために尽くせる人でありますし、
また、そうすることが心からの喜びであり、生き甲斐とも感じます。
そういった生き方から生じる自己犠牲、自己矛盾を超越することがテーマでもあります。
サードクォーター(下弦の月)
ファーストクォーター(上弦の月)と、サードクォーター(下弦の月)は、
ちょうど光と闇が半々になる時で、その陰陽状態から相反する側面を持ちます。
サードクォーターは、これから闇に向かう陰陽的エネルギー。
この生まれの人は生まれつき、本能的に物事を悟っているような、
「何故かはわからないけれど、自分は知っている」といった感覚を持っているでしょう。
幼少の頃は、「小さな大人」のような子供だったかもしれません。
色々な要素を総合的に加味し熟考できる人ですが、考え過ぎて堂々巡りになることも。
そんな時は、自分の感覚、感情、心に忠実になることが大切です。
物静かで淡々と仕事をこなしてくれる、とても頼りがいのある人です。
大器晩成型ですが、自分に合った仕事をみつければ輝かしい成功を収められる人です。
バルサミックムーン(有明月)
光の世界の輝き、栄華、名誉、豊かさ。
あらゆる全てを堪能し尽くして、また闇の世界へ流転していく。
どこか浮世離れしたような、想像の世界に生きているような‥
言葉を超越して、全てを知っているような、とらえどころがないミステリアスな人。
とても鋭い感性を持っているのに、まるで子供のようになったりと、
不思議な魅力を持っている人でしょう。
周りの人や状況、要はエネルギーをとても受けやすく敏感な人です。
心の不調が健康面に影響を与えやすくもあるので、
よい場、エネルギー状態に身を置くように心がけると良いでしょう。
いかがでしたか?
自分の「月」を知ることは、月の扉を開くこと。
どんな表情で、どんなエネルギーを放っていて、どこへ向かおうとしているのか。
今すぐに全てを理解して受け取ることができなくても大丈夫。
立ち止まったり、座り込む時があっても。
進み続けた先で、いつか受け取れる時がきます。
今回は、この辺でお終いです。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました♡
全ては体験するために在る。
どなたさまも素晴らしいアウェイクニングライフを!
必要な言葉が
必要な人に
必要な時に届きますように!
愛を込めて♡ *ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚
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